博多電光

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パズルゲーム「MNEMO」を製作しました

この記事は TSG Advent Calendar の13日目の記事です。

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こんにちは、博多市です。今日はサークルTSGが製作するゲーム、「MNEMO(ニーモ)」の紹介をします。

MNEMOは、パズルゲームです。プログラミングを意識した内容になっており、算数を習いたての小学生からガチのプログラマーまで、広い世代の方に楽しんで頂けるゲームになっています。

百聞は一見にしかず。MNEMOはズバリこんな感じにパーツを組み合わせて、条件を満たす回路を組み立てるゲームです。

試行錯誤を繰り返して目的の回路を組み上げたり⋯⋯。

後半になるとこんな複雑な回路を作ったり⋯⋯?

とにかく楽しいゲームです! ブラウザゲームなのですぐ開いて気軽に遊べます。ランキングもあります。

みなさんもhttps://mnemo.pro/からぜひ遊んでみてください!

あ、できれば Google Chrome でプレイしてください。Safariでもそれなりに動くと思います。それからスマホでも一応遊べますがまだちゃんと対応してないのでできればPCからお願いします。

MNEMO製作記

はい、では一通り宣伝をしたところで、MNEMO開発に至るまでの経緯についてお話します。

まず、TSGとは、東京大学のサークルであり、主にコンピューター系の活動を行っています。僕も(なぜか)4年ほど在籍しています。

TSGの晴れ舞台は、年に1回開催される東京大学の学園祭、駒場祭です。部員はこの日に向けて、各々が持つ技術と誇りを賭けて、来場者向けの展示物を作る⋯⋯はずだったのですが、今年は少し違いました。

今年8月、東京大学工学部丁友会主催の科学イベント、TechnoEdgeの第3回が開催されました。東大に興味を持つ学生が「工学に親しむ」ためのイベントなのですが、今年はこれにTSGも声をかけていただいたので、喜び勇んで出展することになりました。そして本番に先駆けて、TSGでは恒例の夏合宿を行い、内部イベントとしてミニハッカソンを開催しました。この時にTechnoEdgeに出展するための企画案として製作されたのが、MNEMOです。

当初はプロトタイプということで、現在よりもだいぶ簡素なデザインでしたが、ゲームの構想やルール自体は今とほとんど変わっておらず、この時点でも遊んでいてかなり楽しいものでした。*1

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MNEMOという名前もこの時つけられました。名前の由来は、アセンブリ言語で用いられる「ニーモニック(mnemonic)」の頭の部分です。簡単な命令を組み合わせて複雑な回路を作るというアイデアが低級言語を彷彿とさせたので、こう名付けました。命名者は僕です。

なので読み方は「ニーモ」です。一部で「エムネモ」と呼ばれており部内でも浸透していますが正式には「ニーモ」です。「ニーモ」なのです。

そして迎えたTechnoEdge当日、無事MNEMOを見せられるレベルまで完成させ、来場者からそれなりに好評を得ることができました。MNEMOのライブパフォーマンスも行われました。

本来はこのTechnoEdgeのためだけに製作されたゲームだったのですが、MNEMOのパズルゲームとしての単純さと奥深さにポテンシャルの高さを感じ、そのままTSGの部内プロジェクトとして開発を進めていくことになりました。その後の地道な開発や駒場祭における展示を経て、本日パブリックリリースと相成りました。

そんなこんなで、TSGメンバーがそれなりに頑張って作ったゲームです。ぜひぜひ楽しく遊んであげてください。よろしくお願いします。

また、MNEMOはオープンソースプロジェクトです。改善してほしい点や追加したいステージなどありましたらぜひGitHubまでお寄せください。

最後に、以下は2016年12月現在のMNEMOのContributor一覧です。ありがとう!

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*1:ちなみに、TechnoEdge前日までこのデザインのままでした。